<Header>
<Author: 孟浩然>
<Title: 陪張丞相自松滋江東泊渚宮>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文有假名>
<style2: 日本漢文訓讀附假名標注>
<TranslatedTitle: 張丞相に陪して松滋江より東し渚宮に泊す>
<BookPage: 307>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
放溜下松滋，
登舟命檝師。
詎忘經濟日，
不憚沍寒時。
洗幘豈獨古，
濯纓良在茲。
政成人自理，
機息鳥無疑。
雲物凝孤嶼，
江山辨四維。
晚來風稍急，
冬至日行遲。
臘響驚雲夢，
漁歌激楚辭。
渚宮何處是，
川暝欲安之。
<End Poem>
<Translation>
溜（りう）に放（はな）って松滋（しょうじ）を下（くだ）らんとし、舟（ふね）に登（のぼ）って楫師（しふし）に命（めい）ず。寧（なん）ぞ經濟（けいざい）の日（ひ）を忘（わす）れんや。沍寒（ごかん）の時（とき）を憚（はばか）らず。幘（さく）を洗（あら）ふは豈濁（あにひと）り古（いにしへ）のみならんや。纓（えい）を濯（あら）ふこと良（まこと）に玆（ここ）に在（あ）り。政成（せいな）りて人（ひと）自（おのづか）ら理（をさ）まり、機（き）息（や）んで鳥（とり）疑（うたが）ふこと無（な）し。雲物（うんぶつ） 孤嶼（こしょ）に凝（こ）り、江山（かうざん）  四維（しえ）を辨（べん）ず。冬至（とうじ） 日（ひ）の行（ゆ）くこと遅（おそ）し。獵響（れふきゃう） 雲夢（うんぼう）を驚（おどろ）かし、漁歌（ぎょか） 楚辭（そじ）を激（げき）す。渚宮（しょきゅう） 何（いづ）れの處（ところ）か是（ぜ）なる。川瞑（かはくら）くして安（いづ）くにか之（ゆ）かんと欲（ほつ）する。
<End Translation>